家具生産では、パネルごとに行うサイジング加工において、優れた加工品質と可能な限り速い送り速度が求められます。これは、1バッチサイズ生産だけでなく小バッチ生産にも当てはまりますが、いずれにおいても決め手となるのは品質とスピード。特に材やコーティングの変更時、再加工で時間を費やし、さらなるツールの摩耗や時間のロスが各生産工程に経済的な課題を突きつけることになります。
こんな場合のソリューションとなるのが、ライツのレーザーカットシリーズ。本シリーズのチップソーは、その非常に長い製品寿命を通し、ほぼすべてのコーティング材において完璧な切り肌とエッジ品質を高速送りで実現します。しかも、騒音は最大4dB低減。どんな材でも、レーザーカットソーであれば文字通り一刀両断が可能です。例えば、メラミンのエッジ接合や次工程へ進めるにはワンカットで十分。レーザーカットソーは、主に単層パネルおよび最大60mm厚の複層パネルに適しています。
こうした特長を可能にしたのは、チップソーの振動減衰設計。レーザーオーナメント搭載、イレギュラーピッチ採用により、加工時の振動を大幅に低減しました。さらに刃素材は、粒径0.2〜0.5μmの超々微粒超硬合金など、高品質なものを使用。従来の超硬合金より耐久性に優れ、切れ味の良い「カミソリ刃」を実現します。
レーザーカットシリーズのチップソーは、標準在庫として2種類を取り揃えています。小~中規模生産量には、優れた切断品質と長寿命をもたらすレーザーカットソーが最適。一方、生産量の多い製造ラインでは、ツール寿命をさらに一段と向上させたレーザーカットソー プラスのご使用がお勧めです。
また、持続可能性の面でも充実しているレーザーカットソーは、最大13回もの最研磨が可能。メーカー品質を蘇らせるツールサービスを世界中で提供するライツは、お客様が信頼できるパートナーとして、全世界で120か所以上の直営サービスステーションを展開しています。
多くの利点をもたらすライツのレーザーカットソー。製造ラインへの貢献は、パネルサイジングにおけるベンチマークを打ち立てるにとどまらず、次いで開発されたレーザーカットソー プラスでは、チップソー開発における新境地を切り拓きました。効率性、生産性、持続可能性をさらに高め、お客様のビジネスの大きな成功を確かなものとし、多くのお客様にご好評いただいていることが何よりの証となっています。